自分が変わるか親が変わるか

さて・・・そろそろ終わりって言ってたけど、心残りがあって・・・この記事を投稿します。

この記事は・・・解釈を誤ったり・・・タイミングを間違うと、問題が起こると判断して・・・今まで発表していなかったのですが、ここがひきこもりから抜け出す肝となるので、記事を書きます。

本題に入ります。

よく・・・ひきこもりの当事者会や親の会で、皆さんが口々に言う事は「相手が変わらない(自分は正しい)」です。この言葉は、ひきこもり当事者も親からも両方からも、本当によく聞く言葉です。

でも・・・本当のところ相手(他人)の思考を変えるって行為はとても難しい行為です。

だから・・・皆さんはひきこもり支援団体に力を借りたりするのでしょうけど・・・そんなことをしなくても、お金もかからず、悪質な支援団体にもつかまらず、自分たちの力のみで解決できる方法があります。

ただし、かなり勇気のいる行為ではあります・・・しかし、これをやり始めれば一年ぐらいで状況が変わっていきます。

それは、親でも、当事者でも・・・「自分自身が変わる」・・・そして、その変わった姿を相手に見せ続ける事です。

・・・ここで、僕の、昔話をします。

僕はひきこもっていた頃、「状況は何にも変わらないものだ。だから親が変わってくれたら違った人生になるのに・・・」つまり、親のせいにしていたのです。

そして、KHJなど、様々なひきこもり支援機関に親を引っ張り出しましたが・・・効果はありませんでした。

だけど、僕が社会福祉協議会に出入りするようになり・・・家族の料理をクックパッドで作るようになり始めた頃から、親の・・・家族の雰囲気が変わっていきました。

親が僕の事を非難しなくなり、ひきこもっている現状を認めてくれるようになったのです。

・・・とはいえ僕は、その安定したひきこもり状態を10年近く続けてしまったので、それが、ほんとーにいい事かどうかは判りません。

でも、実際のところひきこもりが回復する手段は2つしかないと僕は考えています。

それは・・・「親自身が自覚して変わっていく」か「子供自身が自覚して変わっていくか」です。

・・・そしてこの事の主題は共通します。それは「自分自身が自分の力で歩んで、その背中を相手に見せ続ける」事です。

本当に、ひきこもりの抜け出す方法はこれだけなのです。

もちろん、家族構成、自分を取り巻く状況・・・ひきこもりそれぞれにとって状況は違いますけど、「自分自身」が前を向いて変われば、周りはひっぱりあげられてくるだけなのです。

ただ・・・この事を今まで言わなかったのは、この事は、とても長い道のりが必要だからです。

でも、皆さんならわかりますよね。。ひきこもりからすぐ抜け出す特効薬なんて・・・無い事を。。

だから、僕はこの事を伝えます。

「自分の背中を見せて歩み続ける事」・・・それで、状況は変わっていくのです。

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