自分を精神障害者と認める事

みなさんこんにちは。

 

最近は暖かくなってきたり、今日は寒さに向かってきているように思います。

 

さて、今日は僕が働いていたB型作業所についてお話ししようと思います。

 

みなさんは、「A型作業所」とか「B型作業所」っていう言葉はご存じですか?

 

作業所とは、障害者手帳を持つ人(精神障害・身体障害・知的障害)が入所できる福祉施設の事です。

 

A型とB型の違いは賃金や雇用契約の違いです。A型は最低賃金が保証されて、B型は雇用契約が無いので、賃金は安いですが働く自由はきく。そんな感じでしょうか。

 

ひきこもりという観点から言えば、例えばうつ病などのの病気からでも、障害者手帳を取得できるようなので、作業所の入所は自分の体調に合わせたステップアップの選択肢になると思います。

 

だけど、その前に大切な事があります。

 

僕が苦労したのは、ひきこもりの頃・・・自分を「精神障害者」と認めることがとても難しかったという事です。

 

「精神障害者」・・・というと、なんかすごくマイナスなレッテルを貼られるような気がして、受け入れるのにすごーく時間がかかったのです。

 

それで、今・・・僕は「精神障害者(統合失調症:障害年金も貰っている)」なのですが、障害者だからと言って不快な言葉を浴びたり、差別を受けたりという事は全くないです。

 

だから、ひきこもりで精神的な病気を持っている人は、一歩・・・自分の置かれている状況を変えてもいいかもしれません。

 

正直、健常者なら、ひきこもりから抜け出して何か社会に出ようと思うと、そのとっかかりが少ないのに失望します。

 

しかし、「障害者」なら、先ほど言ったような作業所とか選択肢が広まるわけです。

 

たぶん、イメージとしては自分の立ち位置を一段下げる感じですね。

 

実の事言うと・・・障害者手帳は、自分の意思で返納を出来ます。

 

だから、また健常者としての一歩を踏み出したいのであれば、返納するという選択肢もあります。自分の意思で健常者に戻れるのです。多分何回もは出来ないとは思いますけど。

 

ただ、今の僕が感じることは、ひきこもりの方の状況次第ですけど、ひきこもりから抜け出す時に・・・障害者手帳を持つことによって、自分のハードルを一段下げて社会に溶け込んでいく事も面白いかもしれません。

 

なぜなら、最近の精神障害者雇用は、自分の体調・配慮してほしい事などを面接時に提出する決まりになっていて、仕事もそれに合わせて考慮されます。

 

そして、「働く」という事に関して言えば、一般就労の障害者雇用枠・A型作業所・B型作業所と自分の体調に合わせた働き方を見いだせると思います。

 

だからもし、ひきこもっていて社会に出たいと思う時、精神障害者としてのスタートを選択肢の一つに頭に入れてもいいかもしれません。

 

今回は、ちょっと深刻な話でしたね。すみません。

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