みなさん、こんにちは。
今回は「正直に話す」ことについて話してみようと思います。
僕のプロフィールにも書きましたが、僕は27歳の時に脳梗塞を発症して、記憶の部分に障害があります。今の僕は、殆ど人の名前や人の話した内容も、よっぽど重要でなければ、忘れてしまいます。
そして、記憶力の障害が将来への絶望に変わって、ひきこもりの一つの要因になったのです。
だけど、27歳の時からひきこもって、十何年の試行錯誤を経て僕がたどり着いた結論は・・・誰に対しても「正直に話す」事です。
それは、自分よりどんなに立場が高い人にも、立場の低い人にも、自分の思ったままに(もちろん敬語のあるなしはありますが)言うという事です。
そうすると・・・嘘のつかないことによって、自分のついた嘘を憶える必要が無くなります。そして、話す内容も「正直に話す」事で、内容も一本化出来るので、頭に余計な負担をかける必要が無くなります。
そして、「前話したよね?」って聞かれても、「すみません、忘れました!」という事でほぼ大体の事は解決できます。
・・・といっても、重要な事は忘れたくないので、メモ帳は僕にとっては必須です。一晩寝るまでは記憶は残るようになっているからです。だから、要点はメモする習慣をとっています。
そして、噂話や人の悪口はとにかくスルーして忘れること。。僕は人の悪口や告げ口は99%しない!と自分に言い聞かせています。
とはいえ、ストレスがたまる事があるので、愚痴や不満は母親に話してすっきりしています。母親なら、仕事に何の影響が無いからです。
・・・という訳で、「正直に話す」為には家族の力がとーっても大切です。
そして、正直に話す事とこうなります。
①初対面「なんだこいつ?」って怪訝そうに認識される。
②ある程度認識が出来る「そんなこと言ってもいいの?」って聞かれたら、「正直に話す事が僕の主義なので」と話し返す。
③数か月経つと、「あ、こんなやつなんだな」と認識される。
ここまでくれば、ある程度自分のキャラだと認識されるので、結構楽になります。
僕は、ひきこもりから抜け出して、今の作業所に入所した時に「100%本音で話したらどうなるだろう?」と思って、実験のつもりで、「正直に話すという事」を行っていました。
まぁ、もっと具体的に言うと、「相手の話す事は本当(嘘ではない)の事だろう」と思い込んでいました。(まぁ、人生経験が無かったものでね・・・)
だから、相手の言う事を真に受けて、ショックでものすごく落ち込んだりする事も、作業所入所の数か月はままありました。
でも、落ち込んでも・・・休む事には寛容的な作業所ですので、そういった問題が起きた時には休んで対応していました。
・・・で、そんなこんなを繰り返し今に至るわけですが・・・昔ほど、気分がガクンと落ち込むことは少なくなったかな。。
そして、正直に話す事も、今は8割本音で話して、あとは時と場合と状況をふまえて発言するようになりました。
まぁ、それでも人間関係のトラブルはほぼ無いですね。。
よく、「正直者は馬鹿を見る」って言いますけど、ほんとはどうなんだろ?
自分に正直で、嘘をつかなくて、人の悪口を言わなければ、結構うまくいくんじゃないかな?と思う、今日このごろです。