親はわかってくれない

今回はひきこもり当事者と親の現状の認識の違いについて話そうと思います。

 

僕がひきこもっていた時は、自分の辛さ、怖さ、これからどうなるんだろうという思いを親に伝えられませんでした。

 

なぜなら、ひきこもり当事者にしか分からない感情を親に伝えるのは、とっても難しいことだからです。だって親の方はひきこもりを体験したことのない人が多いでしょうから。。

 

だから、親に正直に現状を伝えられる人は少ないかもしれません。「誰もわかってくれない。だったらひきこもっているままでいいや。」っていう感じで・・・親と話す事を拒否する人もいるかもしれません。

 

でも、当事者の方からは、誰かに分かってほしい(共有したい)という気持ちが強くあります。

 

そして、またひきこもり当事者の方で認識していない現実「ひきこもりは長期化すると精神病になる」という事もあります。

 

さらに、ひきこもりとは現実の問題から逃避する行為でもあり、ストレスを抱えつつも、ありあまる時間をいかに苦痛を感じずに過ごすか。を重視しますので、ひきこもりの体感時間は普通の人より10倍ぐらい短く感じます。

 

正直、今の引きこもり界は、単にビジネスチャンスと捉える悪徳業者や様々な人たちが混在していて、助けを求められない・・・ってのはあります。

 

でも、僕の経験で言えば各都道府県にある、KHJ家族会はある程度信頼できるし、親の人の認識を徐々に変える手段になると思います。

 

今、ひきこもりから抜け出そうとしている人も、自分の県のKHJに参加してみるのはいいかもです。僕がKHJ埼玉にいた頃には、親の方だけではなく、当事者の人も何人かいました。

 

それから、当事者の方も親に引け目を感じて(壁を作って)話をしない・・・ってのは、むしろ良くない事です。親とコミュニケーションをとる事は全然親の方からすれば、逆に「ありがたい」ってのもあります。

 

別に親と一切話していなかったら、まずは挨拶から始まって・・・徐々に自分なりの親子関係を築いて行くことは重要です。。

 

なんていったって、この社会で自分の一番味方になりうる存在は親なのですから。。親だったら行動・会話で失敗しても・・・失望されるってことはあんまりないんじゃないかなー。むしろ嬉しいと思います。

 

前に言ったけど、何も仕事をする事や自立をする事がひきこもりから抜け出す第一歩にはならないと思いますよ。

 

とにかく、ひきこもりから抜け出す事は山登りのようなもの。。自分なりの一歩を踏み出し、歩き続けることが重要で、疲れたら休めばいい。

 

そんな感じかなー。それでは(´ー`)y-~~

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