みなさん、こんにちは。
今回は、ちょっと見方を変えてひきこもりの親御さんに向けて記事を書こうと思います。ちょっと硬い内容になりますのでご容赦ください(´ー`)y-~~
この前のひきこもりの講演会で印象に残ったことを思ったままに書くと・・・
まず、ひきこもりは長期間続いても回復できるという事。
例えば・・・とある県のひきこもり相談機関では、ひきこもり期間が10年以上の以上の人が6割だけど、当事者の年齢とひきこもりの期間には相関関係は認められない(つまり、アプローチが適切ならば、何歳でも回復できるらしい)。
そして、40代以上のひきこもり当事者は、就職氷河期の就労体験から心に傷を負った人が多く、ひきこもりのどん底にいる人は、人間に対して極度の不信を持っている人が多い。
それで、ひきこもり支援で何より大切な事は・・・当事者にとって「安心・安全な環境」を作ることがあります。
ひきこもり当事者にとって「安心・安全な環境」とは、主にご両親との関係を指すと思います。
とにかく回復するまでは、親御さんからの「就職・・・」とか「外に出たら・・・」というアプローチは避けて、親御さんは「とにかく何かやろうとする気がおきるまで、すきなだけ休んでね」という環境作りが重要です。
ひきこもり当事者が、家の中で気楽に過ごしていると・・・「ひきこもり期間が長期化して困る」というのは、親御さんが持っている不安ですが、その不安は長期的に見て逆効果だと、僕は強く感じています。
例えば、若い人であれば、不登校に至るまでの精神的な負担。40代以降であれば就職した時の人間関係における理不尽なトラブルなど、ひきこもりに至る原因はさまざまですが、そういったトラウマ的なものを時間をかけて・・・ゆっくり癒していく時間が必要だと思います。
ゆっくり癒していく事とは・・・当時者も親も、ひきこもり状態に不安を持っている事はひとまず置いておいて、当事者が「とにかく自分の好きなように休む」ただそれだけです。。
本人が、昼夜逆転しても、ゲームばっかりやっていても、スマホにはまっていても、それは親御さんが充電期間だと認識して、許してあげる事だと思います。
何か月・何年経ったとしても、こーいった事に親が「すべてがひきこもりの充電期間」と理解を示して、ひきこもり当事者が精神的に楽になっていけば、きっと、ひきこもり当事者の気持ち・・・心が充電されていき、その行動にも徐々に変化が起きます。
心が充電されれば、自然とその行動も変わっていきます。「ひきこもる」事は人間関係のストレスを癒し、未来に目を向ける可能性にもなるのです。
ずいぶん、長く書いてしまいましたね。。
それでは、またお話ししますね(´ー`)y-~~