みなさんこんにちは。今回は、ひきこもりと徐々に進行していく精神病の事を、僕の経歴から紐解いていこうと思います。
さて・・・何回か言ったと思いますが、ひきこもりは長期間続けば続くほど精神病のリスクが高まります。
あまり、きっぱりとは言えないけど、僕の経験上10年ぐらいひきこもっていた人で、9割ぐらいは精神病を抱えた人だったように感じます。
最近話題になっている発達障害を除いても(というか昔の僕のひきこもりの知人で発達障害という人はいなかったです。まぁ昔ですしね。。)ひきこもり生活が長引く事は、精神的にも負荷がかかると思います。
そして、最初の段階(ひきこもり当初~3年ぐらい)では、精神的な病状は表に出ません。
なので、当時の僕は「今だけひきこもって(逃げて)いても問題ないだろう」と軽く考えていました。
でも、会社を退職してぶらぶらしていた1年後に、脳梗塞という病気が発症しました。
今でも覚えています。犬の散歩をしていた時に視界が定まらなくなって、真っ直ぐ歩けなくなり、家に帰って眼科に行ったら、「これは脳梗塞だ」という事で、大宮の大きな病院に即入院しました。
幸い、僕の脳梗塞は軽いもので、手術はしなかったのですが、僕には「記憶力が極端に落ちる」という後遺症をもたらしました。
2週間で病院は退院し、僕はまた元の生活をし始めるのですが、以前とは違う、「忘れやすさ」に苦しみ始めます。ちなみに、今でもそれは続いていて、人の名前を憶えられないとかすぐ物事を忘れやすいとか・・・まぁ、今になってもリハビリ中ですね。
そんな感じで、僕は自分に後遺症の認識と共に徐々に自信を失って、ある時から「僕はどうなるだろう?」という不安感や気分の落ち込みを感じ始めます。
そこで、入院していた大病院の心療内科を受診して先生に説明すると、「軽いうつ病」と診断され薬を処方されました。
それと同時に、病院と提携しているカウンセラーを紹介してもらいました。カウンセリング料は1時間6000円です。
こうやって、僕はうつ病として通院とカウンセリングを同時に行う事になりましたが、これが僕の誤りの第一歩です。
というのは、当時の大病院の心療内科とカウンセリングは連携していなかったし、また振り返ってみてもそのカウンセリング内容もひどいものでした。
こと精神病に関して言えば、大病院→安心とはならないのです。
その事を僕は長い時間をかけて、精神病の進行とともに知る事になります。