僕の生い立ち(うつ病~パニック障害)

 

みなさんこんにちは。

 

今回は、うつ病からパニック障害へ至る過程をお話ししようと思います。

 

正直言うと・・・僕は、うつ病とか、この後に至る精神病は病院に行って薬を貰えれば治る(回復する)と考えていました。

 

でも、今考えてみると・・・ひきこもり状態は精神病を悪化させる大きな要因の一つだったと感じられます。

 

ひきこもり状態になる事によって、今までいた友達は離れていき、徐々に孤立・・・隔絶されていきました。

 

当時は悩みを相談する相手がいなくなり、もちろん親にも話せないので、ひきこもり状態の自己嫌悪と「どうして自分の人生はこうなったんだ?」という人生の失敗感が自分一人での考えのぐるぐるスパイラルに陥っていっていました。。

 

カウンセリング(1時間6000円)を週一回行っていても、当時の自分は・・・無意識的に自分をひきこもりとは認めたくなくて、その事をカウンセラーに話せずにいました。

 

だから、カウンセリングも会話が終わった後はすっきりしましたが、家に帰ると自己嫌悪がぐるぐる渦巻き、だんだん家から出ることが少なくなりました。

 

そんな生活をしていて3~4年すると、自分の話し方、行動が不自然になってきました。人と(親とも)めったに話さないから、ろれつが回らないようになり、ちょっと外に出ていても人と目を合わせられなくなりました。

 

そんな中でも、一度こんな状態から脱出しようと思って、病気のことは隠して(クローズって言います)道路の交通誘導員のバイトを行いましたが、3か月ぐらいでうまくいかずに退職しました。

 

そしてある時、用事で電車に乗っていた時、頭がもやもやして息苦しいように感じました。

 

その感覚がとても怖くて、僕はパソコンでその内容を調べたり・・・当時は大病院の医者とカウンセラーに不信感を持っていたので、ネットでカウンセラーが病院内に常駐している精神科専門病院を検索して、そこに行くことにしました。

 

精神科というと怖いイメージがありますが、僕を担当している院長先生は優しい方でした。

 

そして、その病院のカウンセラーの方も非常に若くて、僕にパニック障害の認知行動療法を色々教えてもらいました。

 

でも、そんないい病院でも病状は根本的な回復はしていきません。

 

「ひきこもり」というストレス状態の対策をしないと、根本的な回復(寛解)には至らないのかなと今は感じています。

 

ひきこもりという状態を認めたくない自分、自己嫌悪する自分、その事に対して自分を責める自分、そしてこんな事になったのは自分が悪いとは認めたくなくて、誰か(親)・何か(世間)が悪いと思い込んでる自分がいました。

 

ただ、注意しておきたい事は、当時の僕の気分には波があって・・・この状況から抜け出したい!という時期と、何にもしたくないと落ち込んでいる時期が、ひきこもり人生を通じて波があったように思います。この事はとっても重要です。

 

さて、そんな状況で僕の精神病は緩やかーに悪化していきます。